クスノキ

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国中には、運動場の周辺に一本のクスノキがあります。クスノキの葉を破ってにおいをかいでみましょう。スッと鼻が通るような独特なにおいがあるでしょう。クスノキからは、虫除けの成分が含まれます。この成分を精製したしたものが、防虫剤の「樟脳(しょうのう)」です。神社や学校にはよく植えられています。このような成分があるにもかかわらず、アオスジアゲハの幼虫はクスノキの葉を食べて成長するのですから不思議です。ところで、このように葉に毒の成分がある植物を食べる昆虫の幼虫はアオスジアゲハ以外にも、ジャコウアゲハなど何種類かいます。街路樹としても公園の植樹としても利用されますので、探せばけっこう見つかるでしょう。